まいにち きらきら

もっと今を愛さなきゃだね

ステージ上終身雇用と自主退職と私

昨日、ジャニーズを愛する者のみならず国民全体に激震が走った。

 

 

 

そう、あのニュースである。

 

 

 

記事にも以前書いたとおり私のジャニオタ人生は、中居正広さんから始まった。

 

 

 

そんな私としては、色んな意味で悲しく、また気持ちの整理もいまいちついていない。

 

 

 

なので今思っていることをなんの脈絡もなく書き綴っていこうと思う。私が吐き出し整理を付けたいだけの記事なので、飛ばして頂いて構わない。

 

 

 

 

まず、今回の騒動に関し、私はSMAPのファンの方より明らかに情報量が少ないし、彼らの歩みをすべて知っているわけではないし、今応援しているグループはメンバーが減ったりそういう危機が極めて少なかったグループであるからファンの皆さんの心中を察することは難しいので、語れることは殆ど無い。憶測だけでものは語りたくない、かと言って今報道されていることだけが真実かと言われれば、そうではない。

確かに私は今も中居くんのことは大好きだけれどここ数年のSMAP、ってのはあまり知らない。派閥問題なんかはかなり調べこんではいるけど、やっぱり内情は分からないから文章には起こせない。思うことはあるけど。

だから今回は具体的な話にはあまり触れずに書こうと思う。

 

、、、ってやっぱおかしくね?っていう。

歴史に名を残す偉大なスーパーアイドルが散っていく、時代がひとつ終わりを迎えようとしているってのに分からないことづくし。

ファンの方も1月から何も分からず不安であることはなんとなく拝見している。それでも信じて待ち続け、本人たちの言葉しか信じないという姿勢は、情報社会のこの世の中で、真偽のわからない情報が溢れ、錯綜した時私はそう出来るのだろうか、とかなり考えさせられたけども。

ワイドショーを見てみても「なぜ?」「どうして?」「〜〜なんでしょうかね?」「彼らにしかわからない何かが〜」ってあのね、、、あまりにも事態が読めなすぎるよ。

誰が悪いとかは書く気もないし考えないようにしようとは思っているけども。

メンバーにわだかまりを残し、完全な結論ではないままこのような決断に至った。

デビュー25周年でファンに恩返しをしようって解散はしません、前向きに行くよって言葉を聞いたばかりだったのに、急転直下のこの報道。

本当に訳がわからなかった。空っぽ。

いまの私は嵐ファンを名乗っているし、たしかに中居くんの話をすることは殆ど無い。でも、大好きなもんは大好きだし。私に多大な影響を与えた存在。とっても素敵な人。

だれよりもSMAPを愛し抜いて来た人が、こういう結論に至り、腹くくって周囲に迷惑かけないように明日報道が出るからってメールをする姿を考えたら泣けたよ。本当に。

中居くんは確かにもともと頭のいい人だけど、どんどん大人になっていくね。なんだか寂しいし切ないし。そんなところで大人になってしまわなきゃならなくなった、こんなに頑張ってきたのにわがままひとつ通らない。後輩たちの今やっている仕事の礎を築いた人たちが蔑ろにされ後輩たちと共演できない。

何故?という思いは募るばかりだよね。

 

SMAPは元々仲が良い!というグループではなかったし今回の報道は信じられない部分が大きい。だけど一人でも解散、いわばアイドルという職業を自主退職したいという選択をした人がいるという事実はね、きっと本当。

未だによくわからないことだらけだけど、今私を襲っているのはとんでもない喪失感と寂寥感。たまらないです、本当に。

 

 

一方でそんな自主退職を選択した彼らを見て、

清々しさを感じるほど、私達に「ステージ上終身雇用」と歌い、高らかに宣言した、今私が愛してやまない人の存在も、頭をよぎった。

 

アイドルとは?

辞書で引けば、『偶像』と書かれているだけ。でも、ファンの数だけアイドルの形がある。

私達に、夢を見せてくれる人。

魔法使いみたいな職業、アイドル。

光と影は紙一重だし、とても厳しい世界。

でもね、私は裏側は知らなくていいよ。親近感なんていらないし、夢を見せ続けて欲しい。たまに覗く普段のあなたにときめきを感じるのは確かだけど、あなたは偶像のままでいい。

実際にこの世界に生きている人間なのに、人々の偶像として存在しなければならない。そんな彼らの気持ちは、これっぽっちも理解できない。きっと私の知っているあなたなんて、表面のほんの数ミリにしか満たない。

だけど、知らないから知りたいと思うだけで、愛せないから愛したいと思うだけで、私達にはそんな距離感が大切なんだよね。

それこそが夢を見続ける秘訣というか。その点櫻井くんは絶対に勘違いさせないし、アイドルとしてファンとの絶妙な距離感とか、これ以上人を寄せ付けない絶対領域をきっちり決めている人。今は結婚がリスクだって言っちゃう人。そしてステージ上終身雇用なんて語っちゃう人。

 

誰よりもアイドルから遠い存在として生きてきて、でも誰よりもアイドルやってるすごい人。どれだけの覚悟があればステージ上終身雇用なんて言い切れるのか。国立競技場で8万人のファンの中。堂々と宣言しきった彼。さらっと歌いあげてるけど、もう想像もつかないくらいの覚悟や決意、諦め、期待、色々なものが詰まった言葉。だからこその"MYLIFE IS MYMESSAGE "。

 

「ちょっとのことで、どんどんこぼれ落ちていってしまうから、この夢が醒めないように、一日でも長く見られるようにっていうのが、今の目標」という彼の姿が、やっぱり自主退職を選ばざるを得なかった彼らの報道を見た時、真っ先によぎった。

 

私自身、解散という形には抵抗はない。

昔のアイドルは解散することがむしろ当然であったし、誰かが体を壊したり、命の灯火が消えることでグループとしての形を保てなくなるくらいなら、アイドル定年制度を作って欲しいくらい。ただ、本人たちの言葉で、気持ちが聞ければ。お互いスッキリ終わることができれば。お別れができれば。

櫻井翔くん個人にはステージ上終身雇用してほしいとは思っているけど、グループ活動にはある程度の限界があると思っているし、嵐はきっと一人がダメになったら共倒れするグループだから。だからこそSMAPはどうするんだろうって見守っていたのに半ば強制的に解散という選択肢が現れて来てしまった。これは悲しむべき事実。しかも彼らは事務所に残留するという。来年の更新ではわからないけど、、復活への希望を見出していてくれたら嬉しいけど、厳しい一年になることは確か。彼らの待遇が変わることを切に願っているけど、きっと無理だし、今まで以上に虐げられることになるだろう。

 

そこでジャニーズ事務所を背負うことになるのが嵐だよね。

SMAPという絶対的存在がいるからこそのびのびやれていたけど、どうなるの?っていうのは心配です。昨年のJaponismツアーから妙に事務所背負いだしたから不安には思ってたけど。ただ社長も副社長もそんなに長生きできる確証はない年齢まで来ているので、二人が立て続けにいなくなったら大混乱だし、事務所ごと傾きそうで怖いなとも思っています。

 

もう今回の事でいろんな不安も出てきたし、考えさせられることだらけです。

 

 

でもね、一番強く思ったのは。

「Mr.S見に行っておけば良かった」っていう後悔。

知り合いがチケット余ってるからって誘ってくれたのに、すっごく行きたかったのに、あんまりにも急だったからお金が準備できなくて断念したコンサート。次は25周年かな、絶対行こうって誓ったコンサート。ちょうど27時間テレビ見てやっぱSMAPすげえなあ、好きだなあって思って、行きたくてどうしようもなかったのに。次があるよね、って思っちゃった。行っておけばよかった。本当に後悔しています。

 

だって誰もあれが最後だなんて思ってなかった。5人旅のスマスマいつでも見返せるように録画しておけばよかったとか、本棚パンパンになってあえなく嵐のページ以外処分した雑誌とっておけばよかったとか、今更後悔ばっかりで。日常に溶け込んで当たり前なときはなんとも思わないのにね。

 

 

 

だから愛せるときに愛せるだけ愛しときたいなって強く思ったし。会いたいと思った時は、会えるだけ会いに行こう、伝えたいと思った時は、全力で伝えよう、ちょっぴり嫌になった夜も、全力で想って夜泣いてやろう、もし一番が変わっても、ずっと大好きだよバカって言ってやろう、もうずっとついていきたいしその背中を追いかけて追いかけて追い掛け回してなんかよく分かんないけど抜かしちゃうくらい、絶対後悔しない!って思えるくらい、今全力でやれることはやろうって思った。

 

こんな悲しい理由で改めて思いたくはなかったことだけど。

 

でも、そう思ったよ。

失くして気づくものって、やっぱりあるものだよね。それはきっと避けるのは難しいこと。だけど、後悔の種は減らしたいなって、強く思うきっかけになった。

 

 

きっとSMAPは私の中で永遠に一番のアイドルであることに変わりはないし、また5人がひとつになって笑い合う日が1日でも訪れることを願いつつ、わたしが一番最初に好きになった人のしあわせを祈ります。苦労して、傷付いて、大人になった分まで、あなたに幸あれ。

 

 

そして、櫻井翔くん。

これからも私に輝く夢を見せてね。

その言葉で、その背中で、私を未来に導いてね。絶対後悔しないくらい愛し抜いてみせるから。でも、あなたに夢を見せてもらい続けることより、あなたのその笑顔が私には一番だから。ずっと笑っていてね。幸せでいてね。あなたの幸せの一部でいられたら嬉しいな。だからステージ上終身雇用を誓ったあなたが、どうしても走れなくなった時は、私が背中を押してあげる。それでも無理なら、あなたの笑顔が奪われるなら、私は笑顔で見届けるよ。私はあなたの勇姿を、メッセージという名の生き様を、見守り続けるよ。

 

 

 

 

結局書きたくても書けないことだらけだったし、言葉にできない思いだらけだった。

もやもやはまだ消えてない。

でも、昇華させなくてもいい思いってあるかなって少しは思えた。

だいすきなSMAPのかたちが急に奪われることになって、返してって思うし、なんでなんでって思うけど。私には櫻井くんがいてくれるから。今年いっぱい、新たな後悔のないようSMAPを見届けます。

 

はあ。かなしいね。寂しいね。もっともっと先頭切って道拓いていく姿を見ていたかったね。後輩たちの憧れで在り続けて欲しかったね。無念です。

 

願わくば、彼らの本当の思いをいつか聞くことができますように。

 

25年間、走り続けてくれてありがとう。

これからも走り続けてほしいな。